アウトプットを始めます

医師のあいさつ

突然ですが、皆さんはどんな生き方を理想としていますか?私自身はどうかというと、以前は理想が定まらず、生き方あるいは目標について迷うことばかりでしたが、最近になって理想とする生き方が見えつつあり、その生き方を実践する一環として、アウトプット、つまりブログを書いていきたいと思っています。

目標と努力

現時点での私の理想的な生き方は「常に目標を立て、その実現に向けて平常心で努力し続けること」です。今の目標の一つは「変化の多い時代に対応するため、ブログを書くことで行動力と柔軟性を高める」です。その目標に向けて頑張るつもりなのですが、目標に向けて自分なりの努力ができるようになったのは、私の場合とても遅かったと思います。きっかけは30歳で禁煙に成功したことでした。

それまでは、日々の目標が曖昧で、諦めも早く、ただなんとなく生きているだけでした。30歳の誕生日に禁煙しようと一応の目標を立てましたが、当時の自己評価の低さもあって、どうせすぐに挫折するだろうと予想していました。

でも実際やってみると、禁煙に伴う強い渇望感は3日ほどで薄まり、それ以降はなんとか耐えられるレベルの苦痛で済むようになりました。もしタバコを再び吸って、再び禁煙しようとすれば、最初の3日間のような苦しみを再度経験することになります。それが嫌で、「タバコを吸わないという選択」をし続け、長期間に渡る禁煙を続けられたように思います。

大きな努力はしていないけど、自分で決めた目標を達成できた。ちょっとした自信になりました。今思えば、自分の人生の分岐点はあの時だった気がします。その後、徐々に目標に向けた努力ができるようになり、自分の仕事・生活・勉強が少しずつ有意義に感じられるようになりました。

目標が達成できなかったときは、目標の期限や達成レベルを修正してそれに向けて努力し、納得感が得られるまでやり続ける。目標を達成できたり納得感が得られたら、次の目標に向けて努力していく。それが今の自分なりの美意識に沿う生き方です。

自分に足らない能力と知識

私は現在、精神科医の傍ら、産業医としても活動していますが、以前はサラリーマンとして生活していました。産業医活動を始めた頃、サラリーマンの経験が産業医としての活動に少しは活かせるのではと思っていました。でも自分がサラリーマンだったのは10年以上も前のことで、自分が身につけた素養は陳腐化していたり忘れていたりで、産業医業務に取り組む中、自分には文章作成能力やファシリテーション能力などが低いことに気づきました。

それらの能力を高めることを目標に、知的活動をされている様々な方のブログやビジネス本で情報を蓄積していくことにしました。とても勉強になることばかりでしたが、インプットを続ければ続けるほど、自分に足らない知識や能力が明らかになるばかりでした。インプットの切りがないサイクルに陥った一方で、インプットした情報もあやふやで知識として深まった実感がありませんでした。当然、産業医としての能力が向上しないままの状態が続いていたように思います。

アウトプット の重要性

伸び悩んでいる頃、樺沢紫苑先生の「アウトプット大全」「インプット大全」を読み、多くの気づきを得られました。

一つは、自分はアウトプットがなく、それに対するフィードバックも全く受けていないため、情報が自分の頭の中を右から左へ通過するだけで、知識が定着していないということ。もう一つは、知識をアウトプットして世の中に働きかけなければ知的活動の意味が全くないということ。さらにもう一つは、知的能力を高めるにはインプット3割、アウトプット7割で丁度良く、アウトプットのフィードバックを次のインプットに繋げるということでした。

私の長期的な目標は「自分らしい生き方ができる人を増やすこと」です。その目標を少しでもクリアするため、自己成長のため、自分の仕事や普段の生活をより意味のあるものにするため、インプット・アウトプット・フィードバックのサイクルを回し続けることが最重要だと学びました。

アウトプット : ブログを通じた情報発信

変化が目まぐるしく、先行きを見通すことが困難な昨今、今後の世の中を生きていく上で、行動力や変化への柔軟性が求められるようです。私は「行動力と柔軟性を高め、時代に対応する」という目標を立てました。自分が持っている情報をブログを通じて情報発信し、内容を見直して適宜修正するようなサイクルを回し続け、行動力や柔軟性を身につけたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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